関節リウマチは鍼灸治療で効果を出せる

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2017年9月に入り、夏の終わりになってきました。気候も涼しくなり、雨の降る日も多かった茨域。
これからは徐々に寒くなり、11月にはしろくま鍼灸院も1周年になります。

そんな中、前々から来院されている患者様が関節痛を訴えたため、病院へ受診を勧め・採血の結果『関節リウマチ』と診断されました。
そこで、関節リウマチは鍼灸治療で効果を出せるのか。改善可能かを聞かれましたので、ブログでも書かせていただきます。

関節リウマチとは

関節リウマチとは慢性的・徐々に経過し、主にたくさんの関節炎(多発関節炎)をきたす炎症性自己免疫疾患です。
主病変は関節滑膜ですが、全身の結合組織にも病変をきたして関節外症状を生じることがあります。
男女比が1:3~4で女性に多く、30歳から50歳に好発します。
症状は手や足の関節の腫脹・疼痛や朝のこわばりによって初めて自覚されることが多く、病状が進むと関節外の症状(手根管症候群・間質性肺炎・皮下結節)全身症状(貧血・発熱・全身倦怠感など)も目立つようになります。

【しろくま鍼灸院の院長の解説】
今回の患者様ももともとは膝関節の痛みで来院しました。年齢的にも変形性膝関節症を疑ったのですが、他の関節にも多少の痛みがあったことから関節リウマチを疑い・病院受診を勧め、関節リウマチと診断されました。
変形性膝関節症のように初期の関節リウマチとにた症状が出ることがありますので、しっかりと鑑別診断する必要があります。

関節リウマチの診断

関節リウマチの診断では、血液検査所見や身体所見・画像所見を組み合わせて診断します。
血液検査ではリウマトイド因子(RF)と抗CCP抗体が診断で重要で、RFは治療に反応して変動するので、治療効果の評価にも用いられています。
画像検査ではX線検査が用いられて、関節の変化を把握し関節破壊の状態などをみて診断に使用しています。

【しろくま鍼灸院の院長の解説】
関節リウマチでは、関節の朝のこわばりが非常に重要で、朝のこわばりが出てたら関節リウマチを疑うくらい問診では大事です。
今回はこの朝のこわばりがなかったですが、いろいろな症状から疑うこともありますし、関節リウマチではないことも知りたいため、病院受診を勧めるケースもあります。

関節リウマチの治療

ここでは西洋医学的な関節リウマチの治療について解説してきます。
関節リウマチの治療は、薬物療法が中心になります。主な治療薬は、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD=ディーマード)、NSAIDs、ステロイドがあり、なかでもDMARDが中心となり、NSAIDs、ステロイドは補助的に用います。
DMARDは骨・軟骨破壊の進行を抑制し、補助的に用いられるNSAIDs、ステロイドは疼痛などの症状のコントロールに用いられます。
手術は薬物療法が不十分で症例に応じて適応を考慮しています。

【しろくま鍼灸院の院長の解説】
臨床で見ていても、治療は薬物療法が中心です。
薬物療法をやりながら定期的に診察・採血を行い、効果を判定して治療しています。

関節リウマチの鍼灸治療

鍼灸治療は関節の炎症・疼痛などの症状に対して治療していきます。
また、上記の通り全身症状として倦怠感が出ることもあるので、同時に治療をしていきます。
このような症状=炎症・疼痛を取るのに非常に効果的なので、悩まれている方はぜひ一度鍼灸治療を検討していただけたらと思います。

ただ、鍼灸治療で治るのか!?

と言われることがあるのですが、関節リウマチの場合は症状の改善が主になります。
西洋医学・東洋医学的に診ても関節リウマチを治すのは難しいので、治療はこれ以上の関節破壊を起こさないように薬物療法をすることと、それに加えて鍼灸治療で痛みを取ることが一番の治療になります。

 

いかがでしたか?
今回は関節リウマチについて詳しく書いてきました。
難しい疾患ではありますが、症状の緩和には鍼灸治療は有効です。
タイトル通り、関節リウマチは鍼灸治療で効果を出せると自信を持って言えますので、お悩みの方は相談ください。

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